建築金物・製作金物の柘進工業
ルーバーとは板材や棒材を隙間を開けて並べた目隠し部材で、横方向に並べたものや縦方向に並べたもの。日本のものだと木連れ格子やガラリ戸、鎧戸等があります。完全に締め切るわけではないけど角度やピッチを調整し視界、視線を遮り、ソトとナカの空間を遮ります。それだけでなく通気は保たせているので、生活空間での使用の場合、プライバシーは保ちつつ、外と同じような心地よい空気感を作れる特徴を持つ優れもの、という事になります。
また戸建て、マンション、商業施設等の建物であればエアコンの室外機や給湯器、機械設備など見せた良くない物もたくさんある中で、かなり多用されるのがルーバー施工という方法。さらに素材、デザインも様々なので重宝されています。何か遮りたいけど、壁だと重厚過ぎて重苦しいし、光や風通しも遮ってしまう。ガラスだと見えすぎ。生垣は手入れが大変、、、、そういった場合もルーバーの選択肢は非常に有効です。
■見せたくない物をを隠す、仕切る
■騒音を遮る、抑える
■通気を確保できる
■直射日光の光量も調整できる
■雨除け
■デザイン性を上げる
このようなメリットだらけのルーバーですが若干のデメリットもあります。
■空気が通るのでほこりが付き、汚れがち
■ぶつけたら凹みがち
■材の本数が多くなるので費用がかかりがち
このようなことを理解しながら採用されるとよいと思います。
本日はなかなか万能な建材、ルーバーのお話でした。
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