建築金物・製作金物の柘進工業
ローレット加工とは金属に細かい凹凸を付ける加工で、滑り止めに利用できるので、あらゆるシーンで見かけるとてもなじみ深いもの。・・・らしいです。ローレットとは仏語で”roulette” 小さな輪の意が語源とのこと。スペルはカジノのルーレットと同じ。社内で仕事をしていると様々な言葉(主に専門用語)が飛び交います。金物素人の私にとってはたいてい初耳のもの。その中で最近気になっていたもの・・・それが今回の、ローレット加工。「このステップにローレット付けられるかなぁ」そんな言葉が聞こえ、何だろうとGoogle先生に頼り検索。
イマイチ言葉の説明だと分かりづらい。こんなのばかりが金物業界だなと思い始めております。勉強しなければ!でも、写真を見ると一目でそれだとわかりました。それがこれ。
「平目ローレット」
平行線の模様が入ります。
ライターの火花を飛ばす車輪の部分だったり、精密ドライバーの持ち手の部分だったりに使われてますね。
「綾目ローレット」
網目状に交差する模様が入ります。
ダンベルのシャフトや懐中電灯の持ち手の部分で使われています。使用例が完全な男子脳で・・・女子はわからないですねきっと。身の回りで分かりやすいのないかなとあたりを探したら見付けました。
わたしの製図用シャーペン
ノックする部分もローレット
グリップの部分もしっかりローレットしてました。
なお、ローレット加工に切削加工(その名の通り削る加工)と転造加工(型を押し付ける加工)があり、用途によってプロの製作金物屋が判断し、素材やコストを考え加工を行っていくそうです。
今回は意外と生活になじみ深い加工、ローレットのお話でした。
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