建築には外部に見えてくる仕上げ材が多数あり、その中で弊社が良く扱うもので金属パネルがあります。シャープで締まった印象を持たれ、洗練されたデザインの建物によく使われます。大判のものが好まれ、継ぎ目が少なく、できるだけシームレスなデザインを求められるのが特徴です。
これを実現するためには、かなり大きな工場を持ち、大型設備を備えてないと製作は難しく、大判の為、製品精度を要求されるものです。製品自体もかなり重くなり製作、施工ともに技術の高さが求められるもの。さらに色に関してもムラを出さないよう細心の注意を払って製作していきます。でも実際にはなかなか難しい技術なのです。
このようなリスクを減らし、同じデザインの提案できる金属パネルがアルポリックのようなアルミ樹脂複合板という素材。樹脂系のポリエチレンを主とする芯材を挟み、表面の両面材は各種金属パネルを選ぶことが出来、厚み、仕上も選択出来るもの。樹脂芯材で軽くて剛性が高く、平滑で色むらがなく、加工がしやすいので金属パネルのデメリットを見事にカバーした仕上げ材。デザインの幅を広げてくれるものとして重宝しております。下地材は樹脂を使用していますが不燃認定も取れているので安心の材料でもあります。このような特徴を持っているアルミ複合板なので様々な用途に使用されます。例えば看板であったりが外壁に使う外装材であったり、天井材にも使用できますし、仕上に塗装も可能です。
今回はアルポリックパネルの紹介でした。
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