建築金物・制作金物の柘進工業
今回は溶接の際に生じるヒューム(フューム)についてです。金物を溶接し、扱ってく上で避けて通れないヒューム。知ることで正しく向き合い安全に溶接を行うことが出来ると思います。
ラテン語で蒸気、煙の意ヒューム(フューム)は金属の気体ではなく、固体微粒子(マンガン等)からなる煙。物質の加熱や昇華によって生じる粉塵、煙霧、揮発性粒子。サイズは1 µm以下のものが多い。金物を溶接する際に生じる有害物質で、それを人体が吸入してしまうと、神経障害及び健康障害、人に対する発がん性、呼吸器系障害を起こす可能性があります。
令和3年4月1日溶接ヒュームが特定化学物質に追加されて、法が改正されました。継続して屋内作業場で溶接作業を行う場合、特定化学物質の作業環境測定と除去装置の設置義務が出来ました。防塵マスクはもちろんのこと、全体換気装置、もしくは局所排気装置を必ず取付け、ひと月を超えないようなスパンで損傷、異常がないかの点検が必要になってきます。それを行うことで安全に作業を遂行できるようになります。
これは連続して溶接作業をする屋内作業場が対象なのですが、正しく恐れ、取り扱うことで安全に溶接金物、製作金物業務を行っていきたいと思います。
【関係記事】