建築金物・制作金物の柘進工業
こんにちは、柘進工業です。今回はアーク溶接の1つであるYAG溶接について調べてみました。溶接法としては非溶極式でTIG溶接と方式は同じになります。電極自体はほとんど溶けずに溶接棒を溶かし、つなげていく溶接です。
YAG(ヤグ)と読みます
Y(Yttrium:イットリウム)
A(Alminum:アルミニウム)
G(Garnet:ガーネット)
この三種類を使った複合酸化物のレーザーを照射することで、ほとんどの金属を溶接することが出来ます。光(レーザー)による溶接なので、熱による変形、変色の影響は少ないので薄板(一般的に0.3~0.5mm)に使用でき、溶接幅も狭く深いもので、仕上がりが美しいものとなります。
メリットとしては
・溶接時間が短時間である為、熱による歪みが少ない
・微細な溶接加工が可能
・異種の材料同士で溶接できる
デメリットは
・微細な溶接が可能であるがため、元々の溶接面の隙間を1/10にする必要がある。溶接前段階での精度が求められます。
なので厚みがあるものは難しく、薄板で精度の細かい溶接作業をするのに向いている溶接になります。
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