◆SUS304 SUS430 違い

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こんにちは、柘進工業です。今日はステンレスの話です。ステンレスはおおよそ200種類以上存在する合金で、その中でもよく使われる材でSUS304と、SUS430があります。錆びないとか磁石が着かないとか言いますが、いったい何がどう違うのでしょう、説明していきますのでよろしくお願いします。

柘進工業でよく使われているのはSUS304。

【300番~】オーステナイト系ステンレス

鉄 主成分

クロム 18%

ニッケル 8%

世の中のステンレスの7割がこのSUS304だと言われています。耐蝕性、高温に強く、光沢をもち、磁性はありません。レアメタルのニッケルが入っている分高価。

たまにオーダーがあるのがこのSUS430。

【400番~】フェライト系ステンレス(クロム系)とマルテンサイト系ステンレス

鉄 主成分

クロム 18%

SUS304よりも加工しやすく安価。磁性があります。

そのほかにもSUS201なんてものもあります。

【200番~】オーステナイト系ステンレス

鉄 主成分

クロム 17%

ニッケル 4.5%

マンガン 6%

窒素

SUS304よりも劣るが耐蝕性、高温に強く、光沢をもち、磁性はありません。また304よりも固くなりますが逆に伸びが悪くなり脆くなります。

SUS630やSUS631

【600番~】析出硬化系ステンレス

鉄 主成分

チタン

アルミ

モリブデン

上記の鋼材を添加することで人工的に硬化させたもの。

いかがだったでしょうか、知っているものからそうでないものまでさまざま。一口でステンレスといっても食器や家具に使うものから住宅や建設物に使うもの工業製品の部品になるものと用途別に使いわけられているものなんですね。

今回は身近なステンレスについてでした。

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