タイトルを見ると、動物園のような雰囲気醸し出していますが、これは建築用語の事。実は建築現場では生き物の名前がたくさん出てくるのです。その一例、勝手にご紹介していきます。
犬(イヌ) | 犬走り | 建物の軒下の外周部にコンクリートや玉砂利を敷いた部分 |
狆潜り(チンくぐり) | 床の間と床脇の間の下方に設けらる穴 | |
猫(ネコ) | ネコ | 手押し一輪台車の意 |
猫脚(ねこあし) | 家具やバスタブなどの脚の形状が、上が広がり、 中がすぼまり、平たく丸い脚 | |
馬(ウマ) | ウマ | 4つ脚の作業台等 |
猿(サル) | 猿頬(さるぼう)縁 | 和室の天井材を押さえる面取りされた竿縁。
面取りされた形が猿の顔に似ていることから。 |
虎(トラ) | トラロープ | 黒と黄の縞々ロープ |
狐(キツネ) | 狐格子(きつねごうし) | 木連格子(きづれごうし)とも呼ばれ、 材と隙間が同じ寸法の格子。 |
なかなか、潜んでますよね、そして結構使われるんです。現場初心者の新人スタッフが突然職人さんに言われて「ウマとってきて-」「えっ、、、ウ、マ・??な、何の話ですか。。」なんてなる事もあります。
上記のような建築用語生物とは、また違いますが「現場は生き物」と呼ばれます。失敗や、わからないところを放っておくと、現場は生き物なので現場は進んでしまい、聞きたいところに戻りたくても戻れなくなってしまいます。取り返しのつかないことにもなります。「確認できる時には、時間を惜しまず自分のものにしろ!」と私も良く言われました。折角の機会は逃したくないので金物初心者の僕は、しっかり学び取っていきたいと思います。
そしてまだまだ建築用語生物はたくさんいます。また別の機会に鳥編、虫編、魚編を紹介したいと思います。
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